さる3月15-19日、プリンストン大学にて、森本准教授(西アジア部門)を講師とする集中セミナー「サイイド/シャリーフ:ムスリム諸社会におけるムハンマド一族」が開催されました。
このセミナーはプリンストン大学近東学部が春季休暇中に例年開催している「5日間集中コース」の今年度分の企画として開かれたもので、大学院生と若手教育研究スタッフを主な対象としたものでした。公募によって選抜され、北米・ヨーロッパの諸機関から集まった受講生19名を相手に、テクスト講読と講義とを組み合わせた形で行われました。
「大変なプレッシャーのもと逃げ出したいような気持ちで臨んだセミナーでしたが、一を聞いて十を知るという言葉がまさにそのままあてはまるような受講生にも助けられ、予想外の大好評のもとに終えることができ本当に嬉しく思っています。自分にとってもかけがいのない勉強の機会になりました。また、こうしたセミナーが個人の寄付によって実現していることにも強い印象を受けました」というのが森本准教授の感想です。
森本准教授は学術振興会優秀若手研究者海外派遣事業の支援をいただきプリンストン大学近東学部に長期出張中です。