黒田明伸教授が5月17日―18日にパリ高等師範学院(École Normale Supérieure, Paris)にて国際ワークショップ‘The Variety of Exchange and the Character of Money’を同学院Georges Depeyrot教授の協力をうけて開催しました。「交換の多様性が貨幣の多元性をもたらす。なぜなら貨幣は交換手段にほかならないから」という黒田教授の問題提起に関連し英・蘭・仏・独・伊・露から招かれた7人などの研究者が古今東西の事例をもとに報告をおこない議論しました。あいにく10日前の活動家たちの占拠事件のため同学院が入構をきびしく制限し、またフランス国鉄のストライキもかさなり、聴衆はわずかでしたが、理論・実証両面にわたり議論は活発に行われました。日本学術振興会科学研究費基盤研究B 「貨幣の多元性についての国際共同研究:世界史における貨幣間分業とその比較」(26285073)の一環として行われたものです。
ポスター、プログラムの詳しい情報は下記(クリックでPDF)をご覧ください。
担当:黒田