3月7日(金)、国際総合日本学ネットワークのキックオフ会合が下記の要領で開催されました。国際本部に設置されたグローバルキャンパス構想推進室では、2012年11月より「他者研究としての日本研究」と「自己研究としての日本研究」の交差・融合をめざす「国際総合日本学(Global Japan Studies)」のあり方をめぐって議論を重ねてきました。その結果、国際総合日本学の研究者ネットワークの形成と研究情報の発信については東洋文化研究所、横断型教育プログラムの開発については法学部を、それぞれ責任部局とし、国際本部がこれを統合してサポートする形で、準備が整ったところから順次活動を開始することとなりました。
以下、当日のスケジュールです。
●日時:3月7日(金)11時開始
●場所:東京大学東洋文化研究所3階 大会議室
●使用言語:日本語/英語
●プログラム
★第I部 国際総合日本学研究ネットワーク化に向けて(クローズド) | |
11:00-11:30 | 挨拶および趣旨説明 |
11:30-12:00 | セッション1「日本の「日本研究」を世界に開く―これまでの研究交流を土台として」(本ネットワークに対する意見交換会) |
★第II部 海外の視点からみた「日本研究」 | |
12:20-12:50 | Professor William Kelly, Department of Anthropology, Yale Universityによる基調講演"Japan Studies for the 21st Century: An American Perspective" |
13:00-13:30 | セッション2「海外の「日本研究」を日本に開く―より開かれた日本研究のために」(訪問研究員による意見交換会) |
当日は、第I部のクローズドの会合には37名が参加し、本学における分野間を超えた研究ネットワークの構築の重要性を確認しました。また、まずは学内の日本研究に関するセミナー情報などを共有すること、さらに、将来的には外国語による日本研究の発信についても議論されました。第II部のイェール大学のWilliam Kelly教授の基調講演ならびに海外の訪問研究員の意見交換会にも、数多くの本学に滞在中の海外からの訪問研究員が参加し、活発な議論が展開されました。ケリー教授は、特に米国における日本研究の状況について近年の動向を紹介してくださいました。海外からの訪問研究員との意見交換会においても、今後、日本研究に関する情報がさまざまな形で共有できるよう、こうしたネットワークの構築に期待する声が多く寄せられました。
(詳しくは、後日、国際総合日本学のホームページに掲載予定です。)