『「みえない関係性」をみせる』と題する本書では、「装い」「音楽」「スポーツ」「言語表現」などの文化現象に注目しました。たとえば、「装い」ひとつをとってみても、そこには、さまざまな主体が関わっています。材料の生産にたずさわる人々、制作に関わる人々、流通させる人々、着用する人々、着用を喚起したり、制限したりする人々など。本書では、そうした個々の主体ではなく、たとえば「キモノ」や「ウズベク人の装い」といった現象に光をあてることで、主体同士が織りなす関係性の網目の一端を浮かび上がらせようと試みます。そうして、これまでとは異なる、世界の見方や語り方を模索していきます。
詳細については2020年12月11日開催のグローバル関係学科研主催のBook Launchウェビナー動画をご覧ください。
http://www.shd.chiba-u.jp/glblcrss/gallery/gallery20201212_movie.html
目次等、詳細情報は教員の著作コーナーに掲載した記事をご覧ください。