復旦大学文史研究院が主催し、東京大学東洋文化研究所とプリンストン大学東アジア研究学部が共催するサマースクール“アジアの芸術、宗教と歴史研究”が、7月2日(月)全日程を終了しました。本研究所からは、6月25日(月)に羽田正教授が「Comparing Nagasaki and Guangzhou in the Early Modern Period」について、6月29日(金)には、大木康所長が「从冯梦龙看明末江南的社会与文化」と題して、それぞれ3時間の講義、2時間の討論を行いました。参加した学生は、プリンストン、ハーヴァード、コロンビア、ニューヨーク、それにオクスフォードなど英米の大学で東アジア研究に従事する大学院生、それに復旦大学をはじめ地元上海の大学院生が加わった30名を超える学生たちでしたが、いずれの講義も参加した学生たちから多くの質問が出され、活発な討論が行われました。また、講義の合間には、広富林遺跡発掘現場、上海博物館ほかの見学も行われました。
来年からは、東京大学の大学院生もこの催しに参加できるようになる予定です。
復旦大学文史研究院の関連ウェブサイト: http://www.iahs.fudan.edu.cn/cn/youxiuban.asp?class_id=89